暖房の消費電力について、実際に我が家のEVで実験してみました。
実験環境
実験環境はこちらの通りです。
- 車 : リーフ30kWh(AZE0)
- 気温: 氷点下1度
- 暖房: 設定温度18℃(オート)+シートヒーター
暖房設定と消費電力
シートヒーター
初期状態
実験開始時のバッテリー残量はこちらの通りです。
もう少し詳しく見ると、SOC=48.6(%)となっていました。
この状態のまましばらくキープしてみました。
1時間20分後
ちょっとキリが悪いのですが、それから1時間20分後の状態です。
このときのSOCは44.9(%)でした。
差分は約4%なので、4% ÷ 1.33h ≒ 3% で 1時間あたり約3%の計算ですね。
ざっくり、30kWh x 3% = 〜1kWh程度でしょうか。
単純計算すると、10時間で30%程度減ります。仮に最初50%だったとしてもまだ20%残ります。
なお、リーフ30kWhでの結果なので、40kWhや62kWhなどのバッテリー容量が大きな車ならもっと余裕があると言えます。
シートヒーターのみの場合
普段から暖房をケチってシートヒーター+ひざ掛けだけで過ごせるようにしてあるので、その場合は更に消費電力は少なくなります。そちらも少し調べてみました。
上の状態から更に30分間だけシートヒーターだけで過ごしてみましたが、そのときは SOC=44.3(%)でした。ざっと1時間あたり1%〜と言えそうです。
まとめ
今回、雪道で立ち往生した場合の影響についてガソリン車とEVを比べてみました。また、実際のEVでも検証してみました。たしかにガソリン車に比べたら暖房が苦手なEVですが、シートヒーターなどの省電力暖房が準備されています。それらを活用することで現状でもある程度は耐えることはできそうです。ただ、万一バッテリー残量がなくなって電欠したりすると簡単には充電ができません。バッテリーなどの技術面やインフラ網がまだまだ発展途上なので今後に期待したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!