字幕を動画ファイルに簡単に焼きこむ方法

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YouTubeなどで字幕を作成すると、動画とは別にSRTファイルが生成されます。字幕が動画から独立して管理できるため、オン・オフの切り替えが可能なのは便利です。
ただ、ときには字幕を動画そのものに焼き込みたいこともあります。こういった機能がある動画編集ツールもいろいろあるようですが、今回はもっとシンプルにできる方法を見つけたのでまとめてみました。

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FFmpegのインストール

使用するのはFFmpegというツールです。インストール手順は以下のとおりです。

Windowsの場合

初めにMicrosoftのパッケージマネージャーwingetを使用する方法です。
PowerShellを開いて、以下のコマンドを起動します。

> winget install ffmpeg

契約条件に同意するように求められるので Y を入力すると、その後ほんの数分でインストールが完了しました。メッセージの指示に従って、一度PowerShellを閉じ、再度PowerShellを開くと、FFmpegが実行できる状態になりました。

起動後に私の環境(古い?)ではPowerShellのフォントが変わって文字化けしましたが、PowerShellのプロパティでフォントを変更すると直りました。

Macの場合

次にMacのパッケージマネージャHomebrewを使用する方法です。
ターミナルを開いて、以下のコマンドを起動します。

$ brew install ffmpeg
私の環境が悪いのかもしれないですが、依存しているパッケージのダウンロードとビルドに数時間もかかりました。。

ダウンロードしてインストールする場合

次にパッケージマネージャは使わず、公式サイトからダウンロードして手動でインストールする方法です。
手順は以下の通り。

  1. 公式サイトで「Download」ボタンをクリックして、ダウンロードページを開きます。
  2. 「Get packages & executable files」から、自分のOS環境を選択します。
  3. 表示されるリンクをクリックして、外部サイトを開きます。
  4. 実行形式ファイル(例. ffmpeg-git-full.7z)をダウンロードします。
  5. ダウンロードした7zファイルを解凍します。(7-Zipなどのツールが必要)
  6. 解凍すると、binフォルダの中に実行形式のファイル(Windowsの場合は ffmpeg.exe)が入っています。必要に応じてフォルダを移動したり、パスを通しておくとより使いやすくなります。
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字幕の焼き込み

手順

FFmpegをインストールできたら、次に字幕(SRTファイル)を動画ファイルに焼き込みます。
手順は、以下のコマンドを実行するだけです。

> ffmpeg -i input.mp4 -vf subtitles=subtitles.srt output.mp4

-i オプションが入力ファイル指定で、次に続くinput.mp4が入力ファイル(元の動画ファイル)の名前です。
-vfオプションは動画のフィルタの意味のようです。subtitles.srt が字幕のSRTファイルです。
そしてoutput.mp4が出力ファイルです。

実施例

5分ほどの動画で実行してみたところ、焼き込みが完了するまでに3分ほどかかりました。
結果の例は以下のとおりです。

何の指定もしてないですが、フォントの種類やサイズなどなかなか見やすくてよいかなと思います。

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まとめ

FFmpegというツールを使って、字幕を動画ファイルに簡単に焼き込む方法を見つけたのでまとめてみました。
インストールも簡単でした。
もしよかったら試してみてください!

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